丁寧にコーヒーを淹れる朝
SANU 2nd Homeでは、こだわりのコーヒー豆を、お部屋にご用意しています。
美味しいコーヒーの淹れ方や、豆を届けてくれているお店についてご紹介します。
美味しいコーヒーを淹れる
3STEP
〈ONIBUS COFFEE〉代表の坂尾 篤史さんに、“自分で豆を挽き、コーヒーを淹れる”余白の時間を楽しむためのステップを教えてもらいました。
STEP1:豆を計量する
「エチオピア シングルオリジン」をおいしく飲むためには、きちんと豆の量を計ることから。
理想のバランスは豆とお湯が1:17の比率です。
「オニバスでは一杯につき豆13ℊ:お湯225ccにしていて、これが一番大切なこと」とのこと。
少し手間をかけて豆とお湯の比率を守ることで、コーヒー本来の風味が損なわれず豊かな香りを楽しむことができます。
STEP2:豆を挽く
味にムラが出さないためにグラインドを調整し、粒度を揃えましょう。
おすすめは中細挽き。(ダイヤルを最大限時計回りに回した後、反時計回りに20クリック回す)
また、凍った豆をそのまま挽くことでも豆の粒度が揃うとのこと。
STEP3:抽出する
お湯の温度は93〜95℃が理想的ですが、面倒くさい人は沸騰すればOK。
コーヒーの粉をセットする前にペーパーフィルターをお湯で流し、フィルター特有の臭いを取り除いたら、いよいよ抽出へ進みます。
お湯を中心から外へ、外から中心へ円を描くように全体に注ぎ、コーヒーの粉に均等にお湯がいきわたるように一度スプーンで粉を混ぜます。
さらにゆっくりとお湯を注ぎ、3分かけて抽出していきましょう。この3分という時間もまた重要なポイント。
コーヒーを淹れ終わると、香ばしい香りがふわりと広がります。
「自分でコーヒー豆を挽いて淹れるのは初めてという人も、コツを守りながら一つ一つ丁寧に入れれば大丈夫。目の前に広がる自然がコーヒーを格段に美味しくしてくれるから。」と坂尾さん。
雨の日も晴れの日も、どんな時だってコーヒーは心を穏やかにしてくれます。爽やかな朝にウッドデッキで鳥の声を聞きながら、秋の夜の静かな星空を眺めながら、ぜひお楽しみください。
こだわりのコーヒー
ONIBUS COFFEE
お部屋にご用意しているこだわりのコーヒー豆は、自然との向き合い方を大切にする仲間であるお店からセレクトしています。
多くの拠点で、お豆を提供している〈ONIBUS COFFEE〉についてご紹介します。
ONIBUS COFFEEとは?
いつも客足が絶えず賑わいを見せるコーヒースタンド【ONIBUS COFFEE】は、コーヒースタンドとして営業するだけでなく、社会に対してもさまざまな働きかけを行っていることで知られています。
生ゴミ削減のためのコンポストや、コーヒー滓や籾殻などを完熟堆肥と配合した培養土「COFFEE SOIL」を商品化し廃棄物を資源に変えるなど、その活動は多岐に渡ります。
こうした自然環境に対する積極的な取り組みは、 私たちSANUが掲げる“自然と共に生きる。”というテーマと大いに共鳴しています。
コーヒー豆のセレクトの背景
ONIBUS COFFEE 代表・坂尾 篤史さんに伺いました。
SANU 2nd Homeで提供するのは、オリジナルブレンドではなく、店舗でも人気の「エチオピア シングルオリジン」。エチオピアは“コーヒーの原種”と呼ばれ、豆本来の味わいを純粋に楽しめます。
産地のウォルカ・サッカロー村では、原生林のような森にコーヒーツリーが自生し、土壌や水の流れも自然そのもの。現地との直接取引が多い坂尾さんにとっても、これほど自然と調和した環境は珍しいとのこと。
そんな自然と共存しているエチオピア農園の姿が“Live with nature.”にマッチしていると思ったのだといいます。
こだわりのコーヒー
Overview Coffee
一部拠点(一宮1st、2nd、館山1st、那須3rd、伊豆1st)では、土壌の再生や気候変動問題への寄与をミッションとする、アメリカ発祥のロースター〈Overview Coffee〉のお豆をご用意しています。
Overview Coffeeとは?
「土を育てるコーヒー屋さん」をコンセプトに、アメリカ・ポートランドで生まれたロースターです。
自然環境の回復につながる〈リジェネラティブ・オーガニック農法〉を取り入れ、使い終えた土地や弱った土を再び元気にし、CO2の削減にも貢献しています。
焙煎のときに出る薄皮(チャフ)や、抽出後のコーヒーかすを堆肥にして再利用するなど、ごみを出さずに資源として循環させる工夫も行っています。
また、売上の1%を環境保護団体に寄付しており、コーヒーを飲むという日常の中にも、自然への優しさや未来への選択肢を持ち込んでくれるブランドです。
朝の一杯からはじまる、海辺の豊かな時間
SANU 2nd Home一宮1stの1階には、ローカルに愛されるカフェ〈Overview Coffee Ichinomiya〉があります。
朝から営業しているため、焼きたてのパンや淹れたてのコーヒーをテイクアウトして、お部屋や徒歩3〜5分の海岸でゆったりと過ごすのもおすすめです。
コーヒー豆は6種類、ミルクは牛乳とオーツミルクの2種類から選べるなど、一人ひとりの「好き」に寄り添う豊富なメニューが魅力。
食事系のサンドイッチから米麹でつくるヘルシーなドーナッツまで、訪れるたびに新しい発見があります。